レッドアイアン1/35 耐放射能作業用ローダー STR-1

クリックで画像を表示
クリックで画像を表示
クリックで画像を表示

クリックで画像を表示
レジン製フルキット
 
 1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故によって、燃料棒や放射能汚染されたダクトやパイプなどの機器類、建屋の壁や屋根も破片となって広範囲に飛散し、事故処理作業上の問題となっていました。

 これらの
事故放出物を撤去するために、政府は数種類の遠隔操作で動く無人作業用ローダーの即時開発を関係機関に命じました。

 T-80戦車を設計したレニングラードの「輸送車両工学研究所(VNIIT)」によって開発された「特殊輸送ロボット1号(STR-1)」もその中の一つで、月面探査車ルノホート1号の技術を活用し、僅か2ヶ月足らずで完成しました。

 STR-1は本体と、その行動を目視するための映像モニター装置、充電装置と共に運用されます。STR-1本体は全輪駆動式の6個の転輪で走行し、動力は車載された2個のバッテリーです。車体には充電ユニットが装備されており、あらかじめヘリコプターで現場に運搬される充電装置と接続することで、バッテリー充電ができます。車体前部には瓦礫の除去作業用のドーザーブレードを備えており、現場まではヘリコプターで吊り下げて輸送するため懸架用フレームも車体に取り付けられています。

 STR-1の電子回路は鉛で厳重にシールドされた容器に入っており、車載モニターも耐放射線ガラスを使用していました。全体は監視モニターから視認し易いよう白色の耐薬品・耐放射線塗料で塗装されています。

 1986年8月8日から10月10日まで、3号炉の屋上の瓦礫撤去作業を行いました。